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ある留学生【2019-03-24更新】 | 調布の不動産のことならサイトーハウジング

  • ブログ ある留学生が言われた言葉とは? の巻  2019-03-24


    その人は申込書を書いてもらうまで海外からの留学生とは気付かないほど
    流暢な日本語をしゃべっていました

    日本での賃貸物件暮らしは日本人よりもよく理解をしていて
    家賃の支払いはもちろんゴミの捨て方や近隣とのコミュニケーション
    様々なマナーも身に付けていました

    不動産業者からすると模範的な入居者ということになります

    その頃は海外からの留学生がとても多くみえていました
    皆さん東京の大学で真面目に勉強をしていました
    母国に帰りきっと偉い人になるんだろうな
    そんな風に思っていました

    新たに留学生が入学されると彼は親身になってお世話をします
    部屋探しも彼が一緒に来て通訳をしてくれます

    日本での暮らし方についても実体験を踏まえて話してくれるので
    みな理解が早いのです

    母国語以外に日本語と英語はペラペラで中国語も勉強していました
    現代のように翻訳機が無い時代でしたから
    日本語しか話せない私にとって
    とっても助かりました

    その日も来日された方を連れて事務所に部屋探しに来てくれました

    日本の賃貸借契約の複雑さについて彼は理解していますが
    来日された方にはなかなか理解するまで時間がかかるものでした

    来日した留学生は家賃の高さと部屋の狭さに驚いているようです

    契約に至る流れを説明します
    入居申込書への記入や礼金敷金の説明
    連帯保証人の件などを通訳して説明してくれています

    しばらくすると彼の口調が変わっていくことに気付きました
    そのうちに彼の顔が真っ赤になり
    普段穏やかな彼からは想像できない怖い顔になり
    二人で事務所を出て行きました

    10分位の後
    彼が一人で事務所に戻って来て私に深々と頭を下げます

    「ごめんなさい」

    状況が解らなかったのですが
    気に入った部屋が無かったのか
    お金が足りなかったのか

    「ありがとう大丈夫ですよ」

    それから彼は留学生を連れてくることはありませんでした

    街で顔を合わせればニコニコと挨拶してくれるのは変わりませんでした

    数年後彼は母国に帰ると伝えにわざわざ挨拶に来てくれました

    今聞かないと聞けないと思いあの日のことを聞いてみました

    あの留学生人にこう言われたそうです

    「お前はこれでいくらの金をもらっているんだ」
    「お前はどっちの味方なんだ」

    彼はとても悲しい思いになったそうです

    平成4年の春でした。


    つづく
     


    ページ作成日 2019-03-24

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