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家賃滞納の理由とは?【2020-11-05更新】 | 調布の不動産のことならサイトーハウジング

  • ブログ「意外だった家賃滞納の理由とは?」 2020-11-05


    その男性はとても明るく人なつっこい笑顔をしていました
    家賃支払いで当社へ寄ると10分から20分は話をして帰ります
    内容は職場のことや時事の話題
    話しも上手く楽しいひとときでした

    そんな彼が家賃を滞納しました
    何か事情が有るものと話を聞いてみます
    会社を退職したので支払うことが出来なくなってしまったとのこと

    物品販売の仕事をしていたと聞いていました
    愛想の良い彼にはとてもお似合いの仕事ではないのかと思っていました

    職場から解雇を告げられたとのこと

    何か大きなミスを犯したということではないらしい

    数日後
    次の職場も決まりそうなので一安心との連絡がありました
    こちらも一安心しました

    ところがです
    数日後に就職予定の会社から不採用になったと連絡が入ったそうです

    滞納者となってしまいました
    それまで滞納したことが無かっただけに本人も困っています
    今後のことを相談したいとのことで事務所に来られました

    そもそも勤務先を解雇されてしまったことに疑問を持っていた私としては
    その理由が知りたくて
    差し支えなければ話してもらえないかと尋ねます

    彼は話しにくそうだったので触れずにおこうと思い話を変えようとしたその時

    「実は・・・」
    彼は話し始めてくれました

    「私は男性ではないのです・・・」

    驚いている私に続けます
    「心が」

    入居時に書いてもらった申込書には男性と書かれているし
    どう見ても男性なのです

    「心・・・が?」

    上戸彩が3年B組金八先生第6シリーズで性同一性障害の役を演じたのが平成13年でした
    その何年も前だったので私は理解するまでに相当の時間がかかりました

    解雇の理由はそれだったようです
    職場仲間の信頼できる人にカミングアウトしたところ
    次の日には職場全体に広がっていて
    職場にふさわしくない
    との理由で解雇されたそうです

    今でこそ呼称も多様となり社会的にも一定の理解が広がっています
    20年以上前のことです
    私にも社会にも理解されませんでした

    彼はそんな私の心中を察し
    「本当の姿で出直して来ても良いですか?」
    と言いました
    拒む理由はありません
    「構いませんよ」
    と答えました
    彼もそうした方が話しやすいとのことです

    改めて事務所に姿を現した彼は
    女性でした

    いつも履いていた黒のズボンはピンクのショートパンツに
    エナメルと思われキラキラしていました
    顔もしっかりメイクされています
    私の知っている彼の姿は微塵もうかがえません

    同じ思いをしたくないことから面接においても真実を伝え
    勤務中はきちんと男性として働くことを約束したそうです

    内定していた就職も結果的には断られました

    彼は部屋を出て行きました
    滞納分は後日入金されました

    今では性同一性障害ということだけでは解約の要件になることはありません

    滞納者になってしまったこと
    再就職への希望も失ってしまったこと
    人々の無理解への諦め
    結論を出すのに時間は必要なかったのでしょう

    どんな想いで
    この部屋を
    この街を
    出て行ったのか
    今では想像するしかありません


    つづく


    ページ作成日 2020-11-05

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